代表者ご挨拶

中小企業経営をより安定したものにできるよう私たちにできることはないだろうか。

リーマンショックの前年、サブプライム問題が顕在化しつつあるまさにその頃、私は事業再生コンサルティング業をスタートしました。

当時の中小企業向け事業再生会社というのは資金繰りとB/S改善を主体としたものが多かったのですが、実は小規模企業の場合これだけではなかなか再生に至ることが難しいのが実情です。

経営者の皆様ならお感じになっているかもしれませんが、例えば金融機関への返済が重い、あるいは支払いが重いというときには大概経費はすでに大幅に削られています。

足りないのは、現金、そして現金を生み出す利益であり、その利益をもたらす事業構造と売上です。

ITにできること

私たちはそうした状態を改善するために、金融・不動産出身者やマーケティング業界、戦略コンサルタントなどを擁し、P/Lの改善を積極的に行ってきました。

削れる部分はそう多くはありません。

ですから、「増やす」ことに特に重きを置くことにしました。つまり売上と利益をもたらす仕組み作りです。

ところが、再生企業の場合売り上げを伸ばすために動かせる資金というのは本当に小さく、あるいはまったくその余力がないといったケースさえあります。

そこで、Webサイトを使い倒す仕組みを主体とするようになりました。

当社自体も営業をせずWebサイトだけで集客を行い、創業から10年間毎月わずか1万円の広告宣伝費だけで運営してきています。

そして様々なお客様からご愛顧いただき、たくさんのご紹介を頂けるようになりました。

いつのまにかコンサルティング業とITの売上は逆転しましたが、ITにできることを早くそして効果的に低コストで行うことで、多くの事業を再生することができました。